『ハイパーオリンピック イン ナガノ』は、1998年の長野冬季オリンピックに合わせてコナミが開発・発売した、PlayStation専用のスポーツゲームです。シリーズ伝統の連打操作に加え、繊細なタイミングや複雑なコマンド入力を要求される競技が多数収録されており、冬季競技の多様性をゲームで体験できる意欲作です。
本作には9種目13競技が収録されており、アルペンスキー、スノーボード、スピードスケート、ショートトラック、ボブスレー、リュージュ、スキージャンプ、カーリング、エアリアルなど、冬季オリンピックの代表的競技を網羅。前作『イン アトランタ』と比べて操作系統が大幅に進化しており、連打だけでなく、ジャンプのタイミングや空中コマンド入力、ブラシ操作など、競技ごとの個性が際立っています。
ただし、目標スコアの設定が非常に厳しく、CPUですら達成できないケースがあるなど、ゲームバランスには難がありました。一部競技では1位を取ってもゲームオーバーになる仕様も存在し、パーティーゲームとしては不向きとの評価もあります。それでも、冬季スポーツゲームとしての希少性や、競技ごとの操作の工夫、やり込み要素の豊富さから、熱心なプレイヤーには高く支持されました。
コメントを追加