『クオンパ(Cu-On-Pa)』は、1996年にT&E SOFTより発売されたスーパーファミコン用のアクションパズルゲームで、後にPlayStationにも移植された作品です。プレイヤーは6色の面を持つ立方体(キューブ)を操作し、マップ上に配置された「ライフパネル」を制限時間内にすべて消すことを目的とします。タイトルの「クオンパ」は“キューブを転がす”というゲーム性を表現した造語です。

ゲームの基本ルールは、キューブを転がして上面の色をライフパネルの色と一致させることでパネルを消すというもの。単純に見えて、キューブの回転によって面の色が変化するため、色の位置を計算しながらルートを組み立てる思考性の高い設計が特徴です。さらに、時間経過で出現する妨害パネルや、同色パネルの連鎖消去、爆発ギミックなども加わり、アクションとパズルのバランスが絶妙に保たれています。

モードは「プラクティス」「ノーマル」「イージー」「パズル」の4種類があり、全300ステージという大ボリューム。特に「パズルモード」では、色の順序や移動回数を緻密に計算しないとクリアできない高難度ステージが揃っており、“地味に見えて脳が沸騰する”タイプの名作としてコアな人気を誇ります。