『怪物パラ☆ダイス』は、1997年7月17日にメイクソフトウェアから発売されたPlayStation対応のテーブルゲーム(ボードゲーム)。『桃太郎電鉄』シリーズの生みの親であるさくまあきら氏が企画・ゲームデザインを手掛け、モンスターが徘徊する不気味な洋館を舞台に、トレジャーハンターとなって財宝を目指すホラーテイストのボードゲーム作品となっています。
物語の舞台は、謎の人物「シャルル・ド・プリン13世」が遺した屋敷です。プレイヤーはサイコロを振ってマップを進み、止まったマスの指示に従いながら、カードを駆使してライバルたちと競い合います。単なる双六(すごろく)ではなく、RPGのような「体力」や「経験値」の概念があり、道中で襲い来るフランケンシュタインやドラキュラといった怪物たちとカードバトルを繰り広げる要素が大きな特徴です。
キャラクターデザインには『桃太郎伝説』でおなじみの土居孝幸氏を起用しており、ホラーでありながらコミカルで親しみやすい世界観が構築されています。最大4人(マルチタップ使用で最大8人という情報もあり)での対戦が可能で、他プレイヤーを妨害したり、モンスターを押し付け合ったりといった、さくまあきら作品ならではの賑やかで意地悪な駆け引きを楽しむことができます。
『怪物パラ☆ダイス』は、メイクソフトウェアから発売された完全オリジナルのボードゲームです。さくまあきら氏のゲーム製作10周年記念作品として企画され、彼の代表作である『桃太郎電鉄』のノウハウを活かしつつ、「ホラー」と「RPG要素」を取り入れた意欲作としてリリースされました。












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