『オーバードライビンII』は、1997年7月3日にエレクトロニック・アーツ・ビクターから発売されたPlayStation対応のレーシングゲーム。世界的な人気を誇る『ニード・フォー・スピード』シリーズの第2作目であり、マクラーレン・F1やフェラーリ・F50といった実在のスーパーカーやコンセプトカーを駆り、世界各地の公道やサーキットを疾走する作品となっています。
本作は、前作『オーバードライビンDX』で好評だった「スーパーカーによる公道レース」というコンセプトを継承しつつ、ゲームスピードや挙動をよりダイナミックに進化させています。登場車種は、フォード・GT90やイタルデザイン・カラといった、当時としては極めて希少なプロトタイプカーを含む8台（隠し車種除く）が収録されており、それぞれの車のスペックや解説映像を閲覧できるデータベース機能も充実しています。
コースは、雪のヒマラヤ山脈、夕暮れの地中海、ハリウッドの映画セット風など、バラエティに富んだ全6コース（＋隠しコース）が用意されています。シミュレーション寄りの挙動とアーケード寄りの挙動を選択できる機能や、画面分割による2人対戦モードも搭載されており、リアルなドライビングと対戦の駆け引きの両方を楽しむことができます。
『オーバードライビンII』は、エレクトロニック・アーツの看板レーシングゲーム『Need for Speed』シリーズの第2作『Need for Speed II』の日本ローカライズ版です。第1作目は自動車雑誌『Road & Track』の監修を受けたリアルシミュレーターとして登場しましたが、本作からはよりエンターテインメント性を高めた路線へとシフトし、現在のシリーズの基礎を築きました。
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