『聖痕のジョカ 光と闇の聖王女』は、1997年4月25日にタカラからPlayStation向けに発売されたシミュレーションRPGです。舞台は、かつて世界を統一したとされる「聖痕(ルーン)」が封印された惑星カルディア。封印が解かれたことで混乱が広がり、天界は聖痕を統合する力を持つ少女ジョカを転生させますが、彼女は光と闇の面を持つ双子として生まれてしまいます。
プレイヤーは、光のジョカ・闇のジョカ・少年ハリのいずれかの視点で物語を進めていきます。選択によって展開が分岐するマルチエンディング方式を採用しており、異なるルートで世界の運命が描かれます。戦闘はマス目のない3Dフィールドで展開され、味方キャラは作戦に従って自律行動するスタイル。戦略性よりもテンポ重視の設計で、ゲームオーバーになっても経験値を保持したまま再挑戦できるため、初心者でも気軽に楽しめる構成です。
性格診断クイズによって初期パラメータが変化するなど、プレイヤーの選択が物語と育成に影響を与える仕組みも導入。人形劇風の演出と幻想的な世界観が融合した、独特の雰囲気を持つ作品です。













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