『フェーダ2 ホワイト=サージ ザ・プラトゥーン』は、1997年にPlayStation向けに発売されたシミュレーションRPGで、前作『フェーダ ジ・エンブレム・オブ・ジャスティス』の続編にあたります。舞台は前作から8年後の世界で、軍事・政治・種族間の対立が複雑に絡み合う戦乱の時代を描いています。

プレイヤーは、帝国側に属する特殊部隊「ホワイト=サージ」の隊長ハーベイ・ウィンストンとして、各地の紛争や作戦に従事します。ゲームは章立てで進行し、各章の冒頭では銀河万丈氏によるナレーションが入り、世界情勢が地図とともに解説されます。

戦闘はターン制のシミュレーション形式で、行動後に移動が可能な「再移動」システムを採用。兵装(ユニットごとの装備セット)によってステータスや技が変化し、戦術の幅が広がります。また、戦闘不能になったユニットは野戦病院に搬送され、負傷度に応じて出撃制限やステータス補正が発生します。

通貨の代わりに「OPM(部隊評価ポイント)」が導入されており、兵装選択や物資支給に使用されます。称号システムも存在しますが、前作のようなストーリー分岐や仲間の加入・離脱には影響せず、スコア的な意味合いに留まっています。

登場キャラクターは前作からの続投組に加え、個性豊かな新規メンバーが多数登場。声優陣も豪華で、塩沢兼人氏、緑川光氏、小山茉美氏などが参加しています。演出面では、戦闘アニメーションや一枚絵の演出が強化され、物語の臨場感を高めています。