『レイストーム』は、1996年8月4日にタイトーがアーケード向けに稼働を開始した縦スクロール型シューティングゲーム。ジャンルは「シューティング」。プレイヤーは最新鋭戦闘機「R-GRAY1」または「R-GRAY2」を操作し、宇宙植民地の反乱勢力「セシリア連合」との戦いを描いた作品です。
前作『レイフォース』の2Dドット描画から一転し、本作では3Dポリゴンによるグラフィックを採用。奥行きのある背景や立体的な演出が可能となり、視覚的な迫力が増しています。ゲームは後方俯瞰視点で展開され、ロックオンレーザーによる多重攻撃やスペシャルアタック(ボム)などの武装を駆使して敵を撃破していきます。
ロックオンレーザーは、同高度の敵にも対応可能となり、戦術の自由度が向上。ロックオン数の限界まで集中させて発射することで、強力なハイパーレーザーが発生する仕組みも導入されています。難易度はプレイ内容に応じて動的に変化し、ノーミスやアイテム取得によってランクが上昇。ミスによってのみランクが下がる設計です。
その後、PlayStationやセガサターン(『レイヤーセクションII』として)、Windowsなど複数の家庭用機種に移植。2010年にはHD化された『レイストームHD』が登場し、2023年には『レイズ アーケードクロノロジー』に収録。Nintendo SwitchやPlayStation 4、Steamなど現行機種でもプレイ可能となりました。
原作は1996年にタイトーがアーケード向けに稼働した『レイストーム』。『レイヤーセクションII』はそのセガサターン向け移植版であり、前作『レイフォース』の移植版『レイヤーセクション』との連続性を意識したタイトルとなっています。シリーズは『レイクライシス』へと続き、縦スクロールSTGの代表的作品群として知られています。













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