『ぐーちょDEパーク テーマパークものがたり』は、1996年12月13日にエレクトロニック・アーツ・ビクターから発売されたPlayStation対応のボードゲーム。経営シミュレーションの『テーマパーク』を題材にしつつ、さくまあきら氏がゲームデザインを手掛けたことで、全く異なる「遊園地建設ボードゲーム」へと生まれ変わった異色のスピンオフ作品となっています。

プレイヤーはルーレットを回してボード上のマスを進み、アトラクションやショップを建設するための「パネル」を集めていきます。自分の所有するマスに他のプレイヤーが止まると入場料を徴収できるなど、基本的なルールは『モノポリー』や『いただきストリート』に近い陣取り形式です。しかし、本作独自の要素として、集めたパネルを組み合わせてアトラクションを完成させるパズル的な楽しさと、完成した施設によってパークの魅力(集客力)が高まる育成要素が盛り込まれています。

登場キャラクターは、当時テレビ東京系で放送されていたアニメ『まみむめ☆もがちょ』のキャラクターたちが採用されており、コミカルで親しみやすい雰囲気を醸し出しています。さくまあきら氏ならではの「運」と「戦略」のバランスに加え、他のプレイヤーを妨害したり、一発逆転を狙ったりするカード要素も充実しており、友達同士でワイワイ盛り上がれるパーティーゲームとして仕上がっています。

シリアスな経営手腕ではなく、サイコロの目と駆け引きで「夢の遊園地」を作り上げる。ボードゲームの楽しさとテーマパークのワクワク感が融合した、賑やかな一本です。

『ぐーちょDEパーク テーマパークものがたり』は、経営シミュレーションゲーム『テーマパーク』を題材にしたスピンオフ作品です。ゲームシステムはさくまあきら氏によるオリジナルのボードゲームであり、キャラクターには当時放映されていたアニメ『まみむめ☆もがちょ』のキャラが起用されています。シミュレーション版『テーマパーク』とは異なり、経営手腕よりも運と駆け引きが重視される内容となっています。

まみむめ☆もがちょ