『CRW/カウンターレボリューション・ウォー』は、人型機動兵器「アサルトスーツ」を指揮してテロリストを鎮圧する、硬派な世界観のリアルタイム・シミュレーションRPG。1996年08月30日にアクレイムジャパンからPlayStationで発売されました。

本作は、PC-98などで発売された『CRW メタルジャケット』の流れを汲む作品であり、西暦2037年の近未来を舞台に、プレイヤーは防衛庁戦略情報局の特務部隊「CRW」の指揮官として、個性的な隊員たちに指示を出しながら過酷な任務を遂行します。ゲームシステムは、一般的なターン制ではなく時間がリアルタイムに流れる中で行動を決定する「セミ・リアルタイム方式」を採用しており、刻一刻と変化する戦況に対応する瞬時の判断力が求められます。

最大の特徴は、敵の位置が視認できない「索敵(Fog of War)」の概念が導入されている点です。無闇に進軍すれば待ち伏せ攻撃を受けて即座に撃破されてしまうため、偵察機やセンサーを駆使して敵を発見し、射程外から先制攻撃を仕掛けるという、現実の特殊部隊さながらの緊張感あふれる戦術指揮を楽しむことができます。

『CRW/カウンターレボリューション・ウォー』は、1994年にウィズ(WiZ)からPC-9801シリーズ向けに発売されたシミュレーションゲーム『CRW メタルジャケット』を原点としています。PC版はマウス操作に特化したRTS(リアルタイムストラテジー)として評価されました。

CRW メタルジャケット