『ディスクワールド』は、イギリスの作家テリー・プラチェットによる同名ファンタジー小説シリーズを原作としたコマンド選択型アドベンチャーゲームです。プレイヤーは魔法使い見習い「リンシュウィンド」を操作し、奇妙で風刺に満ちた円盤型の世界を舞台に、失踪した魔法の書を探す旅に出ます。
ゲームはポイント＆クリック形式で進行し、アイテム収集や会話選択によって物語が展開します。ユーモアと皮肉が随所に散りばめられており、特に「宝箱が勝手に歩く」「死神が普通に登場する」など、原作ファンならニヤリとする演出が満載です。難解な謎解きも多く、攻略本なしでは詰まる場面もありますが、それも含めて“ディスクワールドらしさ”と評されました。
セガサターン版とPlayStation版が存在し、PS版は1996年7月5日に発売。SS版は1996年12月6日で、両機種とも内容はほぼ同一ですが、PS版はロードが速く、SS版は音声の再生品質に優れるとされます。いずれも日本語ローカライズは限定的で、英語のセリフと字幕を理解する必要があります。
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