『おーちゃんのお絵かきロジック パズラー監修・本家本元』は、1995年9月8日にサンソフトからPlayStation向けに発売されたパズルゲームで、人気キャラクター「おーちゃん」とともに“お絵かきロジック”(いわゆるピクロス)を楽しむことができる作品です。雑誌『パズラー』の監修を受けており、問題の質や構成においても信頼性の高い内容となっています。

ゲームの基本は、縦横の数字をヒントにマスを塗りつぶしていき、最終的に1枚のイラストを完成させるというシンプルなルール。5×5から30×30まで、サイズも難易度もさまざまな問題が300問以上収録されており、初心者から上級者まで幅広く楽しめる構成です。特に20×20以上の大型問題では画面スクロールが必要になるなど、当時のハード性能を活かした工夫も見られます。

また、『へべれけ』シリーズのキャラクターたちがナビゲーターとして登場し、ゲーム全体にユーモラスで親しみやすい雰囲気を与えています。自作問題を作成・保存できるエディットモードや、2人で同じ問題を解いて得点を競う対戦モードも搭載されており、遊びの幅が広がる設計です。さらに、初心者向けに「HOW TO PLAY」モードも用意されており、おーちゃんがルールを丁寧に解説してくれます。

操作性やインターフェースには独特な点もありますが、ピクロス好きにはたまらないボリュームと個性が詰まった一本です。かわいらしいキャラクターと本格的なパズルが融合した、知る人ぞ知る名作といえるでしょう。