『ココロノココロン』は、2011年7月14日にニンテンドーDSで発売されたコミュニケーションアドベンチャーゲームです。開発はバースデイとハ・ン・ド、発売元はバンダイナムコゲームス。少女ミルミルが不思議な帽子に吸い込まれ、宇宙のどこかにある「ココロン星」に迷い込むところから物語が始まります。発売当時は、50体以上の個性豊かなキャラクターとの交流や、絵本のような世界観が注目されました。
プレイヤーは、ココロン星の住人たちと対話し、悩みを解決しながら「ソラトモ」と呼ばれる仲間を増やしていきます。住人との交流を通じて「ココロカード」を集め、友達リスト「ココロブック」を完成させることが目的です。アイテムを拾ってプレゼントに包み、住人に渡すことでイベントが進行し、仲良くなるとクラブ活動やミニゲームに誘えるようになります。ミニゲームにはケーキ作りやバザー、リズムゲームなどがあり、WA(グループ)を作って協力することで星の活気を取り戻していきます。
物語は一見ほのぼのとしていますが、途中で住人たちに嫌われたり、閉鎖的な研究施設「白い月」へ向かう展開など、意外にシリアスな要素も含まれています。ラスボスのメランも過去に迫害された経験を持ち、物語は単なる交流だけでなく、誤解や対立を乗り越える成長の物語として描かれます。最終的には宇宙一のお祭りを開くため、住人たちと協力して星を救う展開へとつながります。
ニンテンドーDSのタッチペンと2画面を活かした操作で、探索や交流が直感的に行えます。セーブ拠点やワープ機能も充実しており、快適なプレイが可能です。キャラクターのモーションやココロカードのデザインも細かく作り込まれており、世界観への没入感を高めています。ゆるく可愛い見た目に反して、意外な深みを持つ本作は、心の交流をテーマにしたユニークな一本です。
アニメ『ココロノココロン』をAmazonで今すぐチェック
『ココロノココロン』攻略本をAmazonで探す
『ココロノココロン』フィギュアをAmazonで入手
コメントを追加