『お花屋さん物語』は、女の子の将来の夢として人気の高い「お花屋さん」をテーマにした職業体験シミュレーションゲームです。ゲームボーイアドバンスとニンテンドーDSで、それぞれ異なるメーカーから計2作品が発売されました。
シリーズの原点となるGBA版『お花屋さん物語GBA』(2002年発売 / TDKコア)は、両親が不在の間、ひとりで花屋を切り盛りすることになった少女カレンが主人公。花の仕入れから水やり、温度管理、そしてお客さんへの販売までをこなす本格的な経営シミュレーション要素が強く、通信ケーブルを使って友達と花の種を交換できる機能も搭載していました。
一方、DS版『お花屋さん物語』(2011年発売 / 日本コロムビア)は、「あこがれガールズコレクション」シリーズの一つとして発売されました。こちらはタッチペン操作を活かした「フラワーアレンジメント」がメインとなっており、500種類以上の花やリボンを組み合わせて、お客さんの注文通りの花束やリースを作るクリエイティブな楽しさを重視しています。「花言葉」や「開花時期」を学べる図鑑機能も充実しており、ハードの進化に合わせて遊びの幅が広がったシリーズです。
本シリーズは、女の子が憧れる職業をゲームで体験できる定番ジャンルです。特にDS版は、日本コロムビアが展開する「あこがれガールズコレクション」シリーズの第6弾にあたり、後に続く『わんニャンどうぶつ病院』や『ピカピカナース物語』と共に、女児向け職業ゲームのスタンダードを築きました。













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