『遊☆戯☆王5D’s WORLD CHAMPIONSHIP 2011 OVER THE NEXUS』は、2011年にニンテンドーDS向けに発売された対戦型カードゲームです。本作は「遊☆戯☆王5D’s」シリーズ第3作目にして、「WORLD CHAMPIONSHIP」シリーズの最終作となっており、OCG(オフィシャルカードゲーム)準拠のルールに基づいたデュエルシミュレーターとして設計されています。収録カードは「STORM OF RAGNAROK」および「オメガの裁き!!」までの約4220枚で、過去最大規模のカードプールを誇ります。

ゲームモードは「5D’sストーリー」と「ワールドチャンピオンシップ」の2軸構成で、前者ではクラッシュタウンからネオ童実野シティへと舞台を移し、WRGP(ワールド・ライディング・デュエル・グランプリ)優勝を目指すオリジナルストーリーが展開されます。後者では通常・タッグ・ライディング・タッグライディングの4種のデュエル形式に対応しており、Wi-Fi通信による世界大会予選や詰めデュエルの配信・交換機能も搭載されています。新機能として「デッキ診断」「次の一手ボタン」「詰めデュエルエディタ」などが追加され、初心者支援とやり込み要素が強化されています。

演出面では前作までの3Dソリッドビジョン演出が簡略化され、2D表示に回帰したことで処理速度と快適性が向上しています。デュエル勝利後には神経衰弱形式のミニゲームが開始され、DP(デュエルポイント)やカードを追加獲得できる仕様です。同梱特典として《死の花-ネクロ・フルール》《時花の魔女-フルール・ド・ソルシエール》《Z-ONE》の3枚が封入されており、いずれもゲーム内で使用可能です。