『KORG M01』は、1988年に発売され世界的なヒットを記録したシンセサイザー「KORG M1」を、ニンテンドーDS上で忠実に再現した音楽制作ワークステーション。2010年12月03日にDETUNEからニンテンドーDSで発売されました。その後、2013年07月10日には、最大同時発音数を倍増させ、インターネット通信やMIDIデータ出力に対応した改良版『KORG M01D』がニンテンドー3DS(ダウンロード専用)で配信されています。伝説的な名機のサウンドと機能を携帯ゲーム機に凝縮し、場所を選ばずに本格的な楽曲制作を行えるツールとして設計されています。

ゲームプレイ(音楽制作)は、8トラック・シーケンサーを使用して音色を配置し、楽曲を構築していくスタイルです。コルグから提供されたオリジナルのPCM波形データを完全収録しており、342種類もの音色を使用できます。入力インターフェースには、タッチスクリーンをなぞることで直感的にフレーズを演奏できる「KAOSS PAD」のようなタッチコントロールモードが採用されており、鍵盤演奏が苦手なユーザーでも感覚的にメロディやコードを入力することが可能です。3DS版『M01D』では、発音数が12音から24音に拡張されたほか、SDカードへのデータ保存や3D表示にも対応し、よりリッチな制作環境が提供されています。

本作の最大の特徴は、ハウスミュージックなどで多用された「M1ピアノ」をはじめとする、80年代後半から90年代の音楽シーンを象徴する「あの音」がそのまま鳴る点です。単なる音源集ではなく、ミキサーやエフェクト機能も備えたオールインワンのワークステーションとして機能するため、電車の中やカフェといった外出先でアイデアを形にし、それを自宅のDAW環境へと引き継ぐ(M01Dの場合)といったプロフェッショナルな使い方も可能です。

開発元のDETUNEは、『KORG DS-10』の開発スタッフである佐野信義氏らが設立した会社です。本作のモデルとなった「KORG M1」は、ミュージック・ワークステーションというジャンルを確立した歴史的な楽器です。そのサウンドや機能に興味を持った方は、シンセサイザーの歴史書や、当時の音楽シーンを解説した書籍などを読むことで、M1が音楽界に与えた影響の大きさをより深く理解することができます。

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