『ド根性小学生ボン・ビー太 裸の頂上ケツ戦!! ビー太vsドクロでい!』は、2010年11月4日にニンテンドーDSで発売された“ド根性アクション”ゲームです。原作は『月刊コロコロコミック』で連載された小ガエル氏によるギャグ漫画『ド根性小学生ボン・ビー太』で、服も家も金もない主人公ビー太が、持ち前のド根性だけで数々の困難に挑む姿を描いています。ゲーム版は原作の勢いと下ネタギャグをそのままに、オリジナルキャラクターやストーリーを加えて展開されました。

プレイヤーは、ビー太として「大生徒会軍団」のボス・ドクロでいとの頂上決戦に挑みます。ステージは横スクロール型のアクション形式で、ジャンプやパンチ、オナラによる攻撃など、ビー太ならではの技を駆使して進みます。敵を倒すと“お札”が手に入り、それを集めることで新たな技やイベントが解放されます。途中には、筋肉転校生・筋太郎や贅沢お坊ちゃま・オバマくんなど、原作の人気キャラクターも登場し、ギャグとバトルが融合した展開が繰り広げられます。

ゲームオリジナルの敵キャラとして、ケツアゴの生徒会長・ドクロでい、兵器化する副会長・安藤呂井子、ホッケーマスクの書記・地英村十三などが登場し、ビー太のド根性を試す多彩なバトルが展開されます。各キャラには固有の演出やギミックが用意されており、ギャグとアクションのバランスが絶妙に調整されています。原作の“リアル変化”や“エア技”も再現されており、ファンにはたまらない仕掛けが満載です。

ニンテンドーDSのタッチペン操作は使用せず、ボタン操作中心の構成で、シンプルながらテンポの良いプレイ感が特徴です。演出面では、原作の荒々しいギャグや勢いを再現するため、画面効果やボイス演出が多用され、ビー太の“裸のド根性”が全開となっています。本作は、ギャグ漫画の世界をアクションゲームとして体験できる希少な一本として、コロコロ読者層を中心に強い印象を残しました。

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