『生徒会の一存 -DSする生徒会-』は、私立碧陽学園の生徒会室を舞台に、個性的な美少女役員たちとひたすら無駄話(駄弁り)を繰り広げる妄想アドベンチャーゲーム。2010年3月25日に角川書店からニンテンドーDSで発売されました。
本作は、葵せきな氏による人気ライトノベル『生徒会の一存』シリーズを原作としています。原作の最大の特徴である「生徒会室で喋っているだけで物語が進む」というスタイルを忠実に再現しており、プレイヤーは副会長の「杉崎鍵」となり、会長の桜野くりむをはじめとする4人の美少女たちと日々の雑談に興じます。ゲームの進行は、会話中に手に入れた「議題カード」を適切なタイミングで提示し、話題を変化させたり新たな展開を引き出したりすることで行われます。
ニンテンドーDSというハードウェアの容量制限がありながら、メインキャラクター5人によるフルボイスを実現している点が特筆すべき要素です。原作でお馴染みのメタフィクション発言やパロディネタ、そして杉崎の「ハーレムを作る」という野望と妄想が、声優陣の熱演によって賑やかに描かれます。特定の条件で発生する「妄想タッチモード」や、季節ごとのイベント(体育祭や文化祭など)も収録されており、何も起きないようで何かが起きる、騒がしい日常を追体験できるファン向けの一作です。
本作は「事件が起きない」ことを売りにした原作の雰囲気を大切にしています。ゲーム内で繰り広げられる会話劇のテンポや、キャラクターたちのボケとツッコミのルーツを知るには、原作小説を読むことが一番の近道です。ここでは、シリーズの記念すべき第1巻を紹介します。杉崎鍵がいかにして生徒会に入ったのか、そして彼が目指す「ハーレム」の真意とは何か、その始まりの物語に触れてみてください。
生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1 [文庫]













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