『極限脱出 9時間9人9の扉』は、2009年にニンテンドーDS向けに発売された、極限状況下での選択と脱出を描くサスペンスアドベンチャーで、「極限脱出」シリーズの第1作です。
2009年12月10日にスパイクより発売された本作は、ジャンルを「脱出×サスペンス」とするアドベンチャーゲームで、チュンソフトが開発を担当しました。プレイヤーは主人公・淳平として、豪華客船に閉じ込められた8人の男女とともに、謎の人物「ゼロ」によって仕掛けられた「ノナリーゲーム」に挑みます。制限時間は9時間。9の扉を開けて脱出するためには、数字のバングルを使った認証と、命を懸けた選択が必要です。
ゲームは「脱出パート」と「ノベルパート」で構成され、脱出パートでは部屋の探索と謎解き、ノベルパートでは選択肢による物語分岐が展開されます。エンディングは6種類以上存在し、真相に辿り着くには周回プレイが必須です。DS版ではタッチペン操作を活かした直感的な謎解きが可能で、都市伝説や科学理論を織り交ぜたシナリオが高く評価されました。
本作は後にiOS版(2013年)、PS4/PS Vita/PC版(2017年)、Xbox/Windows版(2022年)へと移植され、高解像度化やボイス追加、フローチャート機能などが施された『ZERO ESCAPE ダブルパック』として再構成されています。DS版はシリーズの原点として、今なお根強い人気を誇ります。













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