『AGAIN FBI超心理捜査官』は、テクモとシングが共同開発したニンテンドーDS用のサスペンス・アドベンチャーゲームです。プレイヤーはFBI捜査官「ジェイ」となり、19年前に発生した未解決の連続殺人事件「プロヴィデンス事件」と、それを模倣した現在の事件の真相を追います。ジェイは事件現場で「プロヴィデンスの目」に触れたことで、過去の映像を視認できる特殊能力「パストヴィジョン」に目覚め、過去と現在の状況を比較しながら捜査を進めます。

ゲームは「捜査パート」と「パストヴィジョンパート」に分かれており、前者では関係者への聞き込みや証拠収集を行い、後者では事件現場の過去と現在を比較して手がかりを探します。DSを縦持ちにしてプレイする構成で、実写映像を用いた演出により、海外ドラマのような臨場感が演出されています。精神力ゲージの管理やヴィジョンパネルの完成など、推理と観察力が求められる設計です。

登場人物には、ジェイのパートナーであるケイト・ハサウェイや、新聞記者のヒューゴ・ワッツなどが含まれ、事件の進行に応じて協力関係が変化します。ゲームは全11章構成で、各章ごとに異なる事件が展開され、最終的にプロヴィデンス事件の真相に迫る構成となっています。演出やシステムは『ウィッシュルーム』や『アナザーコード』の流れを汲んでおり、実写とサスペンス要素を融合させた独自の世界観が特徴です。