『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は2009年7月16日にエレクトロニック・アーツより発売されたニンテンドーDS用アクションアドベンチャーゲーム。J.K.ローリング原作第6作のホグワーツ6年生生活をタッチ操作で体験するスタイルです。映画公開と同時リリースで、ポーション調合や決闘、クィディッチをDSのタッチスクリーンで直感的に楽しめます。

プレイヤーはハリーとなり、謎の教科書「プリンスの書」を手に入れ、スラグホーン教授の授業を受けながらダンブルドアとヴォルデモートの過去を探ります。ロンやハーマイオニーとの友情、恋愛要素も織り交ぜ、原作の名シーンを追体験します。タッチペンで材料を混ぜるポーション作成が特に特徴的です。

物語は夏休みのホグワーツ外探索から始まり、洞窟のホークラックス回収、プリンスの正体判明までスリリングに展開します。目的はダンブルドアの信頼を得て、闇の勢力に立ち向かうことにあり、緊張感あふれるドラマが魅力です。

特徴的な仕掛けとして、ポーションの攪拌や材料投入をタッチで再現したミニゲームや、上画面と下画面を活用した決闘システムが挙げられ、視覚的に美しい魔法エフェクトが没入感を高めます。新規要素にはクィディッチの操作が加わり、多様な遊びを提供します。セーブの柔軟さと短時間ミッションにより、気軽に進めやすい設計となっています。

本作はJ.K.ローリングの小説第6作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を原作とし、2009年公開の映画版を基にホグワーツの授業や冒険をインタラクティブに再現しています。日本語版小説は2006年5月17日に静山社より発売され、上下巻の人気作です。

ハリー・ポッターと謎のプリンス(静山社 単行本)