『プロ野球チームをつくろう!DS 2』は、2009年5月21日にセガからニンテンドーDS向けに発売されたプロ野球経営シミュレーションゲームで、前作『やきゅつくDS』の続編にあたります。プレイヤーはNPB12球団のいずれかを選び、ゼネラルマネージャー(GM)として球団運営・選手育成・試合采配を行いながら、10年以内の日本一、さらには世界一を目指します。

本作では、実在のプロ野球選手とOB選手が実名・顔写真付きで登場し、選手の獲得・育成・トレード・FA交渉・ドラフト・施設運営など、球団経営のあらゆる要素をタッチペン操作で手軽に楽しめます。試合はリアルタイムで進行し、打順や投手交代、守備シフトなど細かな采配が可能。選手のスキルや成長型(早熟・普通・晩成)を見極めながら、長期的なチーム作りが求められます。

また、Wi-Fi通信による全国対戦や選手交換、最大4人で遊べる「野球つくJapanロード」など、通信機能も充実していました(※Wi-Fiサービスは2014年に終了)。オリジナル選手や監督の作成機能も搭載され、能力や装備、外見などを自由にカスタマイズして登録することができます。

ゲームバランスとしては、守備力の高いセンターライン(捕手・二塁・遊撃・中堅)を重視した編成が有利で、資金繰りや年俸交渉、FA流出など、現実の球団運営さながらの難しさも味わえます。選手の爆発成長イベントやOB選手の登場、スキルの伝授など、やり込み要素も豊富です。

当時のプロ野球(2009年シーズン)では、セ・リーグは読売ジャイアンツがリーグ優勝を果たし、パ・リーグは北海道日本ハムファイターズが制覇。日本シリーズでは巨人が日本ハムを4勝2敗で下し、7年ぶりの日本一に輝きました。個人タイトルでは、セ・リーグMVPにラミレス(巨人)、パ・リーグMVPにダルビッシュ有(日本ハム)が選出されました。