『プリンセスバレリーナ 〜夢みる4人のプリマドンナ〜』は、憧れのプリマドンナを目指す4人の少女たちの成長を描くバレエアクションです。2008年12月18日にスパイクからニンテンドーDSで発売されました。

物語の主人公は、性格もダンスのスタイルも異なる4人の女の子たちです。正統派バレエを目指すエリカ、アイドル志望のひめ、おっとりしたお嬢様のこひめ、そして元気いっぱいのくるみ。プレイヤーはこの中から一人を選び、バレエ教室でのレッスンやライバルとの競演を通じて、世界中の人々を魅了するプリマドンナへの階段を駆け上がっていきます。

ゲームの核となるダンスパートでは、ニンテンドーDSのタッチパネルを最大限に活用した「なぞる」アクションが展開されます。画面に表示されるガイドに合わせて、タッチペンで円を描いたり、素早くスライドさせたりすることで、ピルエットやジャンプといった華麗なバレエの技が繰り出されます。音楽に合わせて正確に操作することで評価が高まり、観客のボルテージも最高潮に達します。

バレリーナとしての魅力を引き立てる「コーディネート」要素も非常に充実しています。舞台で着用するチュチュやレオタード、ティアラ、トゥシューズといったアイテムは100種類以上用意されており、自分好みの衣装でステージに立つことができます。衣装の組み合わせによって、ダンス中のエフェクトやキャラクターの表情が変化することもあり、視覚的にも楽しいカスタマイズが可能です。

メインとなるストーリーモード以外にも、特定の技を集中的に練習するモードや、手に入れた衣装を確認できるコレクション要素など、長く楽しめる工夫が凝らされています。少女たちが挫折を乗り越えて夢を追いかける等身大の物語と、直感的なリズムアクションが融合した、華やかで夢のある作品に仕上げられています。

『プリンセスバレリーナ 〜夢みる4人のプリマドンナ〜』は、スパイク(現スパイク・チュンソフト)が企画・制作した完全オリジナルのバレエゲームです。当時、女児向けゲーム市場で人気のあった「ダンス」と「着せ替え」の要素に、本格的なバレエの世界観を融合させた先駆的な一作として知られています。

プリンセスバレリーナ