『ドローン トゥ ライフ 〜神様のマリオネット〜』は、プレイヤーが“神様”として世界を創造するという独自のコンセプトを持つアクションアドベンチャー作品です。本作では、ニンテンドーDSのタッチペン機能を活用し、プレイヤー自身がキャラクターやステージ上のオブジェクトを描くことで、ゲームの進行に直接関与する設計が採用されています。これにより、単なる操作主体ではなく、創造者としての役割が強調される構造となっています。
ゲームは「フィールドモード」「アクションモード」「ドローモード」の3つのモードで構成されており、それぞれが異なる役割を担っています。フィールドモードでは村の住民との交流やアイテム購入などが行われ、アクションモードでは横スクロール型のステージ攻略が展開されます。ドローモードでは、プレイヤーが描いたオブジェクトが即座にゲーム内に反映される仕組みが導入されており、描画とプレイが密接に連動する設計が特徴です。
物語は、神に見捨てられたと信じるラポーサ族の村を舞台に展開されます。プレイヤーは、村の少女マリの祈りに応える形で“神様”として登場し、村を覆う闇を払うためにヒーローを創造し、冒険を進めていきます。ストーリーは、創造と腐敗、希望と喪失といったテーマを内包しており、可愛らしいビジュアルとは裏腹に、終盤には重厚な展開が待ち受けています。
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