『GLORY DAYS 遊撃のHERO』は、自機を操るアクションと地上の進軍を支えるリアルタイム戦略が融合した戦略アクションゲームで、2008年11月6日にインターチャネルからニンテンドーDSで発売。海外市場で高い評価を獲得した『Glory Days 2』の日本ローカライズ版です。

プレイヤーは遊撃隊のパイロットとして、戦闘機やヘリコプターを操縦して戦場へ介入します。ゲームの目的は、刻一刻と変化する戦況の中で味方の地上部隊を敵の司令部まで到達させ、拠点を占領すること。単に敵機を撃墜するだけではなく、歩兵、戦車、対空車両といった地上ユニットへ適切な進撃指示を出し、空と陸の両面から戦線を押し上げる判断が求められる設計です。

戦場に点在する民間人の救助は、軍資金の調達に直結する重要な要素。ヘリコプターで彼らを保護して自軍の基地へ送り届けることで、新たな兵器を投入するための予算が手に入ります。アクションパートでの戦闘を行いながら、常に地上の戦力差を把握し、どのタイミングでどのユニットを前線へ送り出すかというストラテジー要素が、DSの上下2画面を活かしたシステムによって並行して進行します。

物語の舞台は、第二次世界大戦を彷彿とさせるレシプロ機の時代、現代のジェット機、さらにはハイテク兵器が飛び交う近未来まで、3つの異なる時代背景で構成。時代ごとに自機の機動性や武装が変化するため、ミッションごとに異なる戦術の組み立てが必要です。全16のステージを通じて、次第に過酷さを増していく戦場を攻略していく構成となっています。

最大8人まで参加できるワイヤレス対戦モードでは、プレイヤー同士が空域の覇権を争いながら地上拠点の奪い合いを展開。民間人の救助による資金調達、敵ユニットへの精密な爆撃、そして味方部隊の進軍支援といった、アクションの操作性と戦況をコントロールする戦略的な駆け引きが一本のソフトにまとめられています。

『GLORY DAYS 遊撃のHERO』は、フランスのOdenis Studioが制作した『Glory Days』シリーズの第2作にあたります。シリーズの原点は、2005年に海外でゲームボーイアドバンス向けに発売された同名タイトルです。

Glory Days