『学校のコワイうわさ 花子さんがきた!! みんなの花子さん』は、2008年にニンテンドーDS向けに発売されたホラーアドベンチャーゲームです。児童向け怪談シリーズ『学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!』を原作とし、都市伝説や怪奇現象を題材にした短編エピソードが複数収録されています。プレイヤーは子どもたちの視点で物語を進め、幽霊や妖怪にまつわる事件を花子さんと共に解決していきます。

ゲームはサウンドノベル形式で構成されており、選択肢によって物語が分岐します。登場キャラクターには花子さん、ホワホワ、やみ子さん、よみさんなどが登場し、各話ごとに異なる怪異が描かれます。演出面では、ハーモニカやアップリケを使った花子さんの退魔アクションが再現されており、原作の雰囲気を忠実に再現しています。ミニゲームも3種類収録されており、タッチペンを使った操作で「ごわごわ退治」「絵合わせ」「電話ボックス探索」などが楽しめます。

本作は携帯アプリ版の人気を受けて制作されたもので、原作の怪談エピソードをベースにしつつ、DSならではの操作性と演出が加えられています。対象年齢は全年齢向けで、怖さの中にもユーモアや教訓が込められた構成となっています。都市伝説や学校の怪談に興味があるプレイヤーに向けた、手軽に楽しめるホラー作品です。