『日本フットサルリーグ公認・みんなのDSフットサル』は、2007年に開幕した日本フットサルリーグ(通称:Fリーグ)を題材にしたスポーツシミュレーションゲームです。2008年7月24日に、「乗換案内」などのソフトウェア開発で知られるジョルダンからニンテンドーDSで発売されました。当時Fリーグに加盟していた「名古屋オーシャンズ」や「バルドラール浦安」といった全8チームが実名で登場し、公式のボールやコートも忠実に再現されています。プレイヤーは好きなチームを選んでリーグ戦を勝ち抜いたり、オリジナルチームを作成して頂点を目指したりします。
本作の最大の特徴は、従来のサッカーゲームのようなボタン操作ではなく、ニンテンドーDSのタッチスクリーンをフル活用した直感的な操作システムを採用している点です。タッチペンで選手をスライドさせてドリブルコースを描き、パスを出したい場所をタップするといった操作感は、アクションゲームというよりもリアルタイムストラテジー(RTS)に近い手触りです。狭いコート内で目まぐるしく攻守が入れ替わるフットサル特有のスピーディーな展開を、指先の素早い動きで再現しようと試みています。また、サッカーとは異なる「選手交代自由」「タイムアウト」といったフットサル独自のルールもシステムに組み込まれています。
しかし、タッチペンのみで5人の選手全員に的確な指示を出し続ける操作は非常に忙しく、プレイヤーには高度なマルチタスク能力が求められます。AIの動きも洗練されているとは言い難く、思った通りの連携を決めるには慣れが必要です。また、Fリーグ公認という看板を掲げながらも、選手の顔グラフィックなどの演出面は地味であり、ファンアイテムとしての華やかさには欠ける部分があります。流通量が極めて少なく、現在では市場であまり見かけないマイナーな作品ですが、Fリーグ黎明期の熱気をデジタルデータとして残した貴重な記録でもあります。
ゲームで戦術眼を磨いた後は、実際にボールを蹴ってフットサルのスピード感を体感するのが一番です。フットサルボールはサッカーボールよりも小さくて弾みにくいため(ローバウンド)、狭い場所や初心者でも扱いやすいのが特徴です。鮮やかなデザインの検定球を手に入れれば、気分はFリーガーそのものです。













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