『学校の怪談DS』、2008年7月17日にコンパイルハートから発売されたニンテンドーDS対応の怪談アドベンチャーゲーム。夏休みの夜、自由研究のために集まった小学生たちが、消えた友人を探して不気味な旧校舎を探索する、懐かしくも恐ろしいホラー体験作品となっています。
物語は、主人公たちの仲良しグループが、自分たちの小学校に伝わる怪談を調べようと夜の学校に集まるところから始まります。しかし、約束の時間になっても友人の一人が現れず、どうやら一人で校舎に入ってしまったらしいことが判明します。プレイヤーはタッチペンで懐中電灯を操作し、闇に包まれた廊下や教室を照らしながら、友人を探し出し脱出する方法を探ります。
本作の最大の特徴は、バイノーラル録音(立体音響)を採用した「3Dサウンド」による恐怖演出です。ヘッドホンを装着してプレイすることで、背後から忍び寄る足音や、耳元で囁かれる幽霊の声がリアルに感じられ、視覚だけでなく聴覚からもプレイヤーを追い詰めます。また、探索の合間には「花子さん」や「人面犬」といった定番の怪談話が語られるパートや、「こっくりさん」を模したミニゲームなども収録されており、学校の怪談というジャンルが持つ独特の雰囲気を余すことなく楽しむことができます。
子供の頃に感じた、夜の校舎への好奇心と恐怖心。ポプラ社の書籍やコミック版の世界観をベースに、誰もが知る「七不思議」の謎に挑む、夏にぴったりの肝試しソフトです。
本作は、ポプラ社から刊行された児童書およびコミック『学校の怪談』シリーズを題材にしています。日本民話の会や学校の怪談編集委員会が編纂した怪談集は、子供たちの間で爆発的なブームを巻き起こしました。本作ではその世界観やキャラクター(花子さんや金ちゃんなど)をベースに、ゲームオリジナルの探索ストーリーが展開されます。












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