『13歳のハローワークDS』は、様々な仕事をミニゲーム形式で体験する「職業体験アドベンチャー」です。2008年5月29日にデジタルワークスエンターテインメントからニンテンドーDSで発売されました。村上龍による累計130万部超えのベストセラー書籍『13歳のハローワーク』を原作としており、2030年の未来からやってきた少女「加藤ミク」が、働く意欲を失った未来世界を救うために、現代で様々な職業を学び「ココロ」を集める物語が展開されます。

プレイヤーは主人公のミクを操作して街を探索し、職業体験を行います。収録されている職業は約30種類あり、それぞれがミニゲーム化されています。例えば「看護師」ならタッチペンで患者の腕を消毒して注射を行ったり、「自動車整備士」ならタイヤ交換を行ったり、「美容師」なら指定通りに髪をカットしたりと、DSならではの直感的な操作で仕事の内容を擬似的に体験します。ゲームの進行に合わせて、女優の北乃きいが演じる主人公のボイスや、アニメーションムービーが挿入されます。

教育的な側面が強いソフトですが、ゲームとしての実態は「単純なミニゲーム集」です。各職業の作業は極限まで簡略化されており、実際の仕事の厳しさや複雑さを再現しているとは言い難い内容です。しかし、クリア後に閲覧できる「職業辞典」では、収入や必要な資格といった現実的なデータを確認できるため、カタログとしての価値は担保されています。また、当時はまだ黎明期だった「初音ミク」が、同名のよしみからかミュージシャン役のキャラクターとしてゲスト出演している点は、現在では意外な見どころとして語られます。

本作の原作は、500種類以上の職業について、子供たちが抱く「好き」という好奇心を出発点に解説した画期的な職業ガイド本です。ゲーム内のミニゲームで仕事に興味を持った後は、より詳細でリアルな情報を得るために、最新の改訂版書籍を親子で読んでみてはいかがでしょうか。

新 13歳のハローワーク

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