『結界師 黒芒楼襲来』は、2008年にニンテンドーDSで発売されたタッチペン結界アクションゲームです。人気漫画『結界師』を原作とし、前作『烏森妖奇談』の続編として登場した本作は、黒芒楼編の物語を中心に展開されます。昼間の探索パートが廃止され、バトル主体の構成へと刷新されたことで、よりテンポの良いゲーム体験が可能となりました。

プレイヤーは墨村良守と雪村時音を交代で操作し、妖怪との戦いに挑みます。タッチペンで結界を描き、敵を囲んで滅するという基本操作は前作を踏襲しつつ、キャラクターごとの性能差がより明確に反映されています。良守はジャンプ力と結界の大きさに優れ、時音は結界形成速度と移動スピードに秀でており、戦況に応じた使い分けが求められます。ゲージが満タンになると志々尾限がサポートキャラとして登場し、画面を飛び回って妖を攻撃する演出も加わり、戦闘の迫力が増しています。

ストーリーモードでは黒芒楼の妖たちとの連戦が続き、各ステージには個性的なボスが登場します。攻略には多重結界や防御結界の使い分けが重要で、プレイヤーの判断力と反射神経が試されます。一度クリアすると、良守と時音の長所を兼ね備えた墨村正守が使用可能となり、絶界という強力な技で妖を一掃する爽快感も味わえます。チャレンジモードでは最短時間でのボス撃破を競うスコアアタックも用意されており、やり込み要素も充実しています。

ニンテンドーDSのタッチ操作と2画面表示を活かした本作は、原作の世界観とアクション性を融合させた意欲作です。前作よりも戦闘に特化した構成により、結界師としての戦いをよりダイレクトに体験できる内容となっており、ファンにとっては見逃せない一本です。

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