『イースDS』は、赤毛の冒険家アドル・クリスティンの旅の始まりを、二画面とタッチ操作というハードの特性に合わせて再構築したアクションRPG。2008年3月20日にインターチャネル・ホロンからニンテンドーDSで発売されました。

物語の舞台は、強大な嵐の壁に閉ざされた国「エステリア」です。プレイヤーは若き冒険家アドルとなり、この地に伝わる古の王国「イース」の謎を解き明かすため、失われた6冊の「イースの本」を求めて広大なフィールドや魔物が巣食う塔を探索します。シリーズ第1作『イースI』のシナリオをベースに、DS版独自の演出やエピソードが加えられています。

戦闘システムには、シリーズ伝統の「体当たり」による攻撃に加え、新たにボタン操作による「剣を振る」アクションが導入されました。プレイヤーはプレイスタイルに合わせて、これら2つの攻撃形式を任意に切り替えて戦うことができます。ニンテンドーDSの二画面を活かし、上画面にゲーム本編のメインビジュアル、下画面にマップやステータスを常時表示することで、快適な冒険をサポートするインターフェースが構築されています。

本作独自の追加要素として、本編クリア後や特定の条件下で挑戦できる「試練の迷宮」という新規マップが用意されています。また、ワイヤレス通信機能を使用することで最大4人のプレイヤーによる協力・対戦プレイが可能な「マルチプレイモード」を搭載。仲間と共にボスを倒したり、アイテムを奪い合ったりといった、従来のシングルプレイ主体の『イース』とは異なる楽しみ方が提案されました。

サウンド面では、日本ファルコムの監修のもと、往年の名曲たちがDSの音源に合わせて新規アレンジで収録されています。グラフィックも3Dモデルを背景に使用した奥行きのある表現へと刷新され、ダームの塔の壮大さやボス戦の迫力が強化されました。初心者向けの丁寧なチュートリアルや難易度選択も完備されており、伝説の始まりを現代の感覚で手軽に体験できる一作に仕上げられています。

『イースDS』は、1987年に日本ファルコムよりPC向けに発売された『イースI』を原作としています。「優しさ」をコンセプトに掲げた高い物語性と、快適なプレイ感で多くのアクションRPGファンに衝撃を与えた、歴史的名作シリーズの第1弾です。

イースI

駿河屋あんしん&らくらく買取