『るぷぷキューブ ルプ★さらだDS』は、漫画家・竹本泉氏が企画・設定・キャラクターデザインを手掛けた思考型パズルゲームです。2008年1月31日にディンプルからニンテンドーDSで発売されました。元々は1996年にPlayStationで発売された隠れた名作の移植版であり、竹本泉氏特有の「ほのぼのとしていて、少し不思議で、どこかシュール」な世界観が、携帯ゲーム機の画面いっぱいに展開されます。プレイヤーは好奇心旺盛な女の子「サラダ」を操作し、おじさんの家の倉庫整理を手伝うため、積み上げられたブロックの山に挑みます。
ゲームのルールは「倉庫番」と「ぷよぷよ」を掛け合わせたようなシステムです。フィールドにあるカラフルな「るぷぷキューブ」を押して動かし、同じ色のキューブを3つ以上くっつけて消していきます。キューブは重力に従って落下し、積み重なるため、どの順番で消せば足場を確保できるか、あるいは上のキューブを目的の場所へ落とせるかといった、数手先を読む論理的思考が求められます。DS版では「ヒント機能」や「一手戻す機能」が追加され、パズル初心者への配慮もなされていますが、後半のステージは一手のミスが詰みに直結する、見た目に反して極めて硬派な難易度となっています。
このゲームを唯一無二の存在にしているのは、プレイ中に絶え間なく流れる「歌」です。BGMとして収録されている楽曲はすべて竹本泉氏本人が作詞を手掛けたボーカル曲であり、「ケーキ焼く焼く~♪」「山あ~るき~♪」といった脱力感あふれる歌詞とメロディが、プレイヤーの脳内を侵食します。ブロックを動かすたびにサラダが発する「るぷぷ」という掛け声と共に、一度聞いたら忘れられない中毒性を生み出しており、難解なパズルに悩み続けるプレイヤーの精神を(良い意味で)削り取っていく怪作として愛されています。
ゲームの主人公「サラダ」のように、彩り豊かな素材を組み合わせて一つの形を作る行為は、料理におけるサラダ作りにも通じます。レタスの緑、トマトの赤、コーンの黄色といった鮮やかな食材を引き立てる木製のサラダボウルは、食卓に温かみを添え、パズルで疲れた脳にビタミンと糖分を補給するための器として最適です。













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