『パワプロクンポケット10』は、2007年12月6日にコナミからニンテンドーDS向けに発売された野球バラエティゲームで、パワポケシリーズの第10作目です。シリーズ初の完全3Dポリゴン化と実況音声の導入により、アクション野球の臨場感が大幅に向上した作品です。
本作のサクセスモードは2部構成で、表サクセスは「甲子園一直線編」、裏サクセスは「装甲車バトルディッガー編」となっています。表サクセスでは、厳格な校則と上下関係が支配する「親切高校」の野球部で、甲子園出場を目指す3年間の高校生活が描かれます。彼女との関係によってストーリーが大きく分岐し、王道の青春野球ドラマからシリーズ特有のダークな展開まで幅広く楽しめます。
アクション野球では、選手や球場が3D化され、投打のフォームやモーションも豊富に。さらに、シリーズ初のニンテンドーWi-Fiコネクション対応により、全国のプレイヤーとオンライン対戦が可能となりました(※Wi-Fiサービスは2014年5月20日で終了)。また、カード野球やペナント、俺ペナ、ミニゲームなど、やり込み要素も充実しています。
2007年当時のプロ野球では、セ・リーグは中日ドラゴンズがクライマックスシリーズを制して日本一に輝き、パ・リーグは北海道日本ハムファイターズがリーグ優勝。ダルビッシュ有や中村紀洋、タイロン・ウッズらの活躍が話題となり、これらの選手の能力や成績は本作のデータにも反映されています。
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