『SDガンダム GGENERATION CROSS DRIVE』は、2007年8月9日にバンダイナムコゲームスからニンテンドーDS向けに発売されたシミュレーションゲームで、開発はヴァンガードが担当しています。Gジェネレーションシリーズの一作であり、ギャザビ系(ギャザービート系)の流れを汲む作品です。

本作は、原作キャラクターとゲームオリジナルキャラクターが共演するクロスオーバー型のストーリー構成を採用しており、プレイヤーは男主人公「フィオ・クロフォード」編または女主人公「ニケア」編のいずれかを選択して進行します。ストーリーはセッション形式で進み、両編あわせて100以上のステージが用意されています。さらに、原作再現ステージ「メモリアルセッション」や、高難易度の「エクストラセッション」も収録されています。

戦闘システムには、特定のキャラクター同士で発動する連携攻撃「クロスドライブ」が導入されており、演出面でも迫力あるカットインが用意されています。ただし、操作はタッチペン主体で、テンポの悪さや戦闘演出の長さ、回避・防御の仕様制限などが指摘されることもありました。また、原作再現の比重が高く、クロスオーバー要素がやや控えめである点も評価が分かれる要因となっています。

登場作品は『機動戦士ガンダム』から『SEED DESTINY』『STARGAZER』『X ASTRAY』などの外伝作品まで幅広く、ユニット数は300機以上、キャラクター数は500人以上にのぼります。ゲームオリジナル機体は登場せず、既存機体にオリジナルキャラが搭乗する形式が採られています。