『あつまれ!パワプロクンのDS甲子園』は、2006年8月3日にコナミからニンテンドーDS向けに発売された高校野球育成シミュレーションゲームです。『パワポケ甲子園』の実質的な続編にあたる作品で、パワポケシリーズのテイストを受け継ぎつつも、独自のモードやシステムを多数搭載しています。

本作には「キャプテンモード」「監督モード」「Wi-Fi選手権モード」など複数の育成モードが収録されており、プレイヤーは高校野球部のキャプテンまたは監督としてチームを育て、甲子園優勝を目指します。キャプテンモードではスカウトシステムや血液型による相性、彼女イベントなどがあり、パワポケらしい青春ドラマが展開されます。一方、監督モードではプレイヤーが新設高校の監督となり、10年間で甲子園出場を目指す長期育成が楽しめます。

また、Wi-Fi通信による全国対戦やチャット機能、400種以上のコレクションアイテム収集など、当時としては先進的なネットワーク要素も充実していました(※Wi-Fiサービスは2014年に終了)。試合操作はパワプロスタイルで、実況やウグイス嬢のコールも搭載されています。

2006年のプロ野球では、セ・リーグは中日ドラゴンズが優勝し、福留孝介がMVPと首位打者を獲得。パ・リーグでは北海道日本ハムファイターズがプレーオフを制して日本一となり、新庄剛志の引退やダルビッシュ有の台頭が話題となりました。ただし、本作にはプロ野球選手の実名データは収録されておらず、すべてオリジナル選手で構成されています。