『ツバサクロニクル Vol.2』は、CLAMP原作の人気アニメ『ツバサ・クロニクル』の世界観を追体験するカードバトルRPGです。2006年4月20日にアリカからニンテンドーDSで発売されました。前作『ツバサクロニクル』の続編にあたり、アニメ版の「桜都国編」を中心としたストーリーが展開されます。プレイヤーは主人公の小狼(シャオラン)となり、記憶を失ったサクラ姫のために、異世界に散らばった「記憶の羽根」を集める旅を続けます。
ゲームの中核となるのは、グー・チョキ・パーの属性を持つカードを使った「じゃんけんバトル」です。プレイヤーは手札からカードを選んで出し、相手のカードとの相性や数字の大小で勝敗を決めます。非常にシンプルなルールですが、相手の手札が一部見えているため、次の手を読む心理戦の要素も盛り込まれています。また、冒険の合間にはサクラ姫と一緒にカフェを経営するモードがあり、タッチペンを使ってケーキのデコレーションを行ったり、お客さんの好みに合わせたメニューを提供したりといった、ほのぼのとしたミニゲームを楽しむこともできます。
開発は『ストリートファイターEX』などで知られるアリカが担当しており、キャラクターゲームとしては手堅い作りになっています。しかし、戦闘システムは運の要素が強く、AIの挙動も大味であるため、純粋なカードゲームとしての戦略性を期待すると肩透かしを食らいます。一方で、原作アニメのキャストによるボイス演出や、ファン心をくすぐるIF展開などの評価は高く、流通量が少ないことから現在は中古市場でプレミア価格がついている「隠れたレアソフト」としても知られています。
作中で小狼たちが探し求める「サクラの羽根」は、美しくも儚い記憶の結晶です。ゲームの中だけでなく、現実のデスク周りにも羽根のモチーフを取り入れることで、異世界への旅情を感じることができます。繊細なガラスで作られた羽根ペンや、フェザーモチーフのペーパーウェイトは、日常のふとした瞬間に物語の世界を思い出させてくれる美しいアイテムです。













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