『ガラクテイル』は、2006年3月16日にコーエー(現コーエーテクモゲームス)から発売されたニンテンドーDS専用のタッチコミックアドベンチャーゲームです。

本作は、「ガラクタ」と呼ばれる捨てられたモノたちが暮らす不思議な世界を舞台に、プレイヤー自身が迷い込んだ主人公として彼らと冒険を繰り広げる物語です。登場するガラクタは全部で88体。それぞれに個性があり、プレイヤーは彼らを集め、組み合わせて新たな発明品を作ったり、仲間を探したりしながら物語を進めていきます。

ゲームは、タッチペン操作を中心に進行し、コミック風の演出でストーリーが展開されます。会話やイベントはコマ割り形式で表示され、まるで漫画を読んでいるような感覚でプレイできます。戦闘はシンプルなターン制で、仲間のガラクタを使って攻撃・防御・回復を行います。序盤は仲間が少なく選択肢が限られますが、進行に応じて戦術の幅が広がっていきます。

一部レビューでは、テンポの遅さやギャグの寒さ、コミックパートのスキップ不可などが指摘される一方、絵本のような温かみのある世界観や、主人公のツッコミ役としての立ち位置を評価する声もあります。奇をてらわない展開が逆に安心感を与えるという意見も見られます。