Article 2022/8/22
【FC】孔雀王
【FC】孔雀王
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ゲーム情報
| タイトル | 孔雀王 |
|---|---|
| ジャンル | コマンド選択式アドベンチャー |
| パブリッシャー | ポニーキャニオン |
| 発売日 | 1988年09月21日 |
| 対応ハード | ファミコン |
| 提供形態 | 中古ショップ等で探しましょう。 |
| 特徴 | メインテーマ「レプリカント スキャンダル」を、THE ALFEEの高見沢俊彦さんが、作詞・作曲 |
『孔雀王』は、1988年にポニーキャニオンから発売されたファミコン用コマンド選択式アドベンチャー。荻野真の漫画、そしてOVA『孔雀王 鬼還祭』を土台にしたストーリーで、退魔師・孔雀が“岩戸神族”や“闇の大君”と対峙していく密教バトルが展開される。原作の宗教観や妖怪描写をゲーム向けに落とし込んだ独特の世界観が特徴だ。
ゲームは基本的にアドベンチャー形式で進むが、敵と遭遇するとRPG風の戦闘に切り替わる。攻撃・術・道具を選んで戦うターン制で、術は「いんどら」「ふどう」「してんのう」など密教モチーフの技が揃う。ただし戦闘バランスはかなり尖っており、ダメージ幅が極端にブレるうえ、戦闘中に体力を回復できないため、運が悪いと雑魚戦でも一気に追い詰められる。
レベルは戦闘ではなくシナリオ進行でのみ上昇する仕組みで、強敵に詰まっても“レベル上げで解決”ができない。さらに中盤以降は3Dダンジョン探索が増え、入り組んだ構造・高頻度のエンカウント・謎解きの複雑さが重なり、プレイヤーの気力を削ってくる。特にピラミッド内部は迷いやすく、当時の子どもたちを何人も泣かせた難所として知られている。
一方で、原作ファンには嬉しい要素も多い。孔雀の術はアドベンチャーパートでも使え、謎解きに密教的な演出が絡む。敵キャラも八百比丘尼、人魚、岩戸神族など原作の怪異が多数登場し、章ごとに“和製オカルト”の濃いエピソードが展開される。メインテーマ曲はTHE ALFEEの高見沢俊彦が担当しており、当時のファミコン作品としては異例の豪華さだった。
パスワード方式で進行するため、気力管理や術の使いどころを慎重に見極めながら進む必要がある。アドベンチャーとRPGの融合を狙った意欲作でありながら、難易度の高さと不親切さが強烈な印象を残す一本。原作の妖しさと80年代ファミコンらしい“理不尽さ”が混ざり合った、独特の体験が味わえるタイトルになっている。