Article 2024/8/19
【FC】ランボー
【FC】ランボー
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ゲーム情報
| タイトル | ランボー |
|---|---|
| ジャンル | アクション |
| パブリッシャー | パック・イン・ビデオ |
| 発売日 | 1987年12月04日 |
| 対応ハード | ファミコン |
| 特徴 | 1985年公開のアメリカ映画をゲーム化。 |
『ランボー』は、1987年12月4日にパック・イン・ビデオから発売されたファミコン用アクションゲームで、シルベスター・スタローン主演の映画『ランボー/怒りの脱出』(1985年)を題材にした作品である。映画第2作のストーリーを下敷きにしつつ、ゲーム独自のアレンジや演出が多数盛り込まれており、原作のハードな戦争アクションとは異なる“独特の世界観”が形成されている。
ゲームは横スクロールアクションを基本とし、主人公ジョン・ランボーはナイフ一本で敵地へ潜入するところから始まる。映画同様、捕虜収容所の調査任務を受けてベトナムへ向かうが、ゲームでは序盤から蛇・蜘蛛・蛾・ピラニアなどの動物が大量に襲いかかってくるため、戦場というより“危険生物の巣窟”のような雰囲気になっている。敵兵との戦闘もあるが、動物系の敵が多く、原作のゲリラ戦とはかなり印象が異なる。
武器はナイフのほか、投げナイフ・弓矢・手榴弾などを現地調達しながら進む。敵を倒すと「怒り」ゲージが溜まり、一定量でレベルアップするというRPG的な成長要素も搭載されている。これは映画の副題「怒りの脱出」へのオマージュとも言えるが、ゲーム内では“怒り=経験値”という独特の解釈になっており、ナイフの攻撃力が最終的に銃火器を上回るという奇妙なバランスが生まれている。
ストーリー進行にはNPCとの会話が重要で、村人から情報を聞き出したり、アイテムを入手したりしながら任務を進めていく。アクションとアドベンチャーが混ざった構成は当時としては珍しく、探索要素も強い。一方で、何をすべきか分かりづらい場面も多く、迷いやすいゲームデザインでもある。
本作が特に有名なのは、後半の“カオスな演出”である。ボスにダメージを与えると顔が巨大化したり、ロボットやゴリラが敵として登場したり、原作とは無関係の要素が次々と投入される。極めつけはエンディングで、ランボーが「怒」という漢字を飛ばして攻撃し、裏切り者のマードック司令官がカエルになるという謎の演出で、当時のプレイヤーを困惑させた。
総じて、ファミコン版『ランボー』は、映画の緊張感ある戦争アクションを期待すると肩透かしを食らうが、独自のアレンジと突き抜けた演出によって“迷作としての魅力”を確立した一本である。真面目に遊ぶと戸惑うが、バカゲーとして楽しむと強烈な味わいを放つ、レトロゲーム史に残る異色作と言える。