『弾爵 -ダンシャク-』は、2006年1月26日にタイトーから発売されたニンテンドーDS用縦スクロールシューティングゲームで、ドイツのShin’en Multimediaが開発した『Nanostray』を日本向けにローカライズした作品です。プレイヤーは特殊戦闘機「SHN-02」を操り、記憶を失った状態で敵勢力に立ち向かうミッションに挑みます。

本作は、DSでは珍しい本格的な縦スクロールシューティングで、上画面が戦闘画面、下画面がレーダーと武器切り替えに割り当てられています。プレイヤーは4種類のメインウェポン（パルス、サイドショット、シーカー、ライトニング）と、それぞれに対応するサブウェポンを使い分けながら敵機を撃破していきます。サブウェポンはエネルギー制で、使用には戦略的な判断が求められます。

ゲームモードは「アドベンチャーモード」「アーケードモード」「チャレンジモード」「マルチプレイヤーモード」「ギャラリー＆ジュークボックスモード」の5種類が収録されています。アドベンチャーモードでは8ステージを通してプレイし、チャレンジモードでは特定条件の達成によって隠し要素が解放されます。マルチプレイヤーモードではDSダウンロードプレイによる2人対戦が可能です。

グラフィックはすべて3Dモデルで構成されており、奥行きのある演出が特徴です。また、オンラインランキング機能にも対応しており、スコアをインターネット経由で登録することができます。ストーリーは爆風で記憶を失った主人公が、目的地を探しながら敵の群れに立ち向かうという設定で、各ステージのタイトルは日本語で表示されるなど、ローカライズ面でも工夫が施されています。