『ロストマジック』は、2006年1月19日にタイトーからニンテンドーDS向けに発売されたアクションRPG。タッチペンで魔法を描き、魔物を指揮しながら戦う魔導士の物語が展開されるタイトル。

プレイヤーは見習い魔導士アイザックとなり、魔法と魔物を駆使して「黄昏の歌姫」の支配から世界を取り戻すことを目指す。魔法はルーンと呼ばれる魔法文字をタッチペンで描くことで発動し、300種類以上の組み合わせが存在する。戦闘はリアルタイムで進行し、魔物の配置や魔法の選択によって戦況が変化する。

魔法と魔物は戦闘を通じて成長し、より強力な技が使えるようになる。物語が進むと、複数のルーンを組み合わせた「ダブルーン」や「トリプルーン」が解禁され、戦略の幅が広がる。属性は火・水・風・地・光・闇の6種類があり、それぞれに異なる効果と相性が設定されている。

通信機能では、ニンテンドーWi-Fiコネクションによるオンライン対戦に対応しており、育てた魔導士同士での対戦が可能。サードパーティ製ソフトとしては初めてWi-Fi通信に対応した作品であり、当時のDSタイトルとしては先進的な仕様だった。アートワークは佐藤好春が担当しており、柔らかく幻想的な世界観が描かれている。