『恐竜王者決定戦 恐竜グランプリ』は、恐竜同士を戦わせる競技が流行している近未来を舞台にした、恐竜育成バトルRPGです。2005年8月25日にエム・ティー・オーからニンテンドーDSで発売されました。タイトルや題材からセガのアーケードゲーム『古代王者 恐竜キング』の関連作と誤解されがちですが、本作は全く無関係のオリジナル作品です。プレイヤーは主人公の少年「タイガ」となり、奪われた父の形見である化石を取り戻すため、タイムマシンで中生代へと旅立ち、最強の恐竜を育てる冒険へ挑みます。

ゲームの進行は、『ポケットモンスター』の流れを汲む収集型RPGのスタイルです。フィールドを探索して野生の恐竜と遭遇し、バトルで弱らせて捕獲したり、発掘した化石を復元したりして仲間を増やしていきます。特徴的なのは、ニンテンドーDSのタッチスクリーンを活用した「化石発掘」などのミニゲーム要素です。バトルの合間に地層を叩いたり、刷毛で砂を払ったりといったアクションを行い、手に入れた化石やアイテムで恐竜を強化します。戦闘は3Dポリゴンで描かれた恐竜たちがぶつかり合うコマンド選択式で、100種類以上の実在した恐竜が登場します。

「恐竜キング」ブームの前夜に発売された本作は、子供たちの恐竜人気を当て込んだ意欲作ですが、全体的な作り込みは「エム・ティー・オーらしい」大味な仕上がりです。恐竜の3Dモデルやモーションには力が入っており、特に鎧竜の質感などは評価されていますが、視点固定で見づらいマップ移動や、子供向けにしては漢字が多く長い会話シーンなど、ユーザーインターフェースの洗練不足が目立ちます。また、エンカウント率の高さや単調な戦闘テンポも相まって、純粋なRPGとしての完成度は決して高くありませんが、恐竜への愛と当時のホビーアニメ的な熱量は十分に感じられる作品です。

画面の中で化石を掘るミニゲームも楽しいですが、本物の地層からアンモナイトやサメの歯を探し出す体験には敵いません。自宅で本格的な発掘体験ができるキットや、精巧な恐竜フィギュアをデスクに飾ることは、太古のロマンをよりリアルに肌で感じるための最良の方法です。

本物の化石を探し出す発掘体験キット

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