『黒雪姫 〜スノウ・マジック〜』は、童話「白雪姫」をモチーフにしたダークファンタジー・恋愛アドベンチャーゲームの続編(ファンディスク)。2014年12月04日にQuinRoseからPlayStation Portableで発売されました。前作『黒雪姫〜スノウ・ブラック〜』で国を奪還し、女王の座(あるいはその立場)を取り戻した主人公・リヴが、新たな脅威と恋に向き合うアフターストーリーが描かれます。平和を取り戻したはずのトレゾア王国に、南国タレンシカからの宣戦布告が届き、主人公は再び「七人の同盟者」たちと共に国の存亡を懸けた戦いへと身を投じます。
ゲームプレイは、テキストを読み進めながら選択肢を選んで物語を分岐させるオーソドックスなノベル形式で進行します。本作では、前作で結ばれたキャラクターとの甘い後日談を描くルートに加え、新たな敵「白い魔法使い」に対抗するために奮闘するメインストーリーが展開されます。特筆すべき点として、前作ではサブキャラクターだった「ロレイユ」と「ミラー」が新たに攻略対象として追加されており、彼ら独自の視点や恋愛模様を楽しむことが可能です。また、行方不明となった元女王(女装した宰相)ルヴィアンの捜索も物語の重要な鍵を握ります。
本作は、QuinRose作品特有の「毒」を含んだシナリオと、甘美な恋愛描写のバランスが特徴です。単なる幸せな後日談に留まらず、他国との戦争や魔法を巡る駆け引きといったシリアスな展開が用意されており、読み応えのあるボリュームとなっています。美しくも残酷な世界観の中で、主人公が女王として、あるいは一人の女性としてどのような決断を下すのか、その成長と愛の行方が描かれています。
開発元のQuinRose(クインロゼ)は、童話を大胆にアレンジした作風で乙女ゲーム界に独自の世界を築きました。本作もその例に漏れず、白雪姫の「鏡」や「魔法」といった要素を独自の解釈で再構築しています。魔法や鏡をテーマにした物語に興味を持った方は、鏡の国のアリスなどの古典ファンタジーや、魔法使いが登場する物語を読むことで、本作の幻想的な設定をより楽しむことができます。













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