『ロミオ&ジュリエット』は、ヴァンパイアと人間が対立する国ヴェローナで、種族の壁を越えた愛と新たな火種を描くファンタジー・恋愛アドベンチャーゲーム。2014年03月27日にQuinRoseからPlayStation Portableで発売されました。本作は、2013年に発売された『ロミオVSジュリエット』の続編であり、前作で結ばれたキャラクターとのその後を描くアフターストーリーと、新たな視点やルートで描かれる物語が収録されています。ヴァンパイアとの融和政策が進む中で、主人公ジュリエット=キャピュレットは、恋人との関係を深めつつ、依然として残る差別や偏見、そして新たに勃発する問題に立ち向かいます。
ゲームプレイは、テキストを読み進めながら選択肢を選んで物語を分岐させるオーソドックスなノベル形式で進行します。前作での攻略対象キャラクター(ロミオ、マキューシオ、ロレンス、パリス、エスカラス、ベンヴォーリオ)とは、恋人同士あるいは親密な関係からスタートし、より甘く、あるいはシリアスな展開を楽しむことが可能です。さらに本作では、前作では攻略対象外だった劇作家「ウィリアム=シェイクスピア」や、主人公の従兄である「ティボルト=キャピュレット」が新たに攻略可能となり、彼ら独自の視点や隠された真実が描かれています。
本作は、シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』をモチーフにしつつ、QuinRose流の大胆なアレンジを加えた世界観が特徴です。ヴァンパイアというファンタジー設定に加え、主人公が自ら武器を取って戦うヴァンパイア・ハンターであるという設定が、物語に緊張感を与えています。櫻井孝宏氏や遊佐浩二氏をはじめとする豪華声優陣によるフルボイス演出(主人公除く)が、愛と憎しみが交錯するドラマチックなシナリオを彩り、原作の悲劇を覆すハッピーエンドや、あるいはより深く堕ちていく結末など、多彩なエンディングが用意されています。
開発元のQuinRose(クインロゼ)は、古典文学や童話をモチーフにした乙女ゲームで独自の世界観を築いたブランドです。本作もその一つであり、シェイクスピアの悲劇を大胆に再解釈しています。原作戯曲の台詞や展開が随所に引用・オマージュされており、ウィリアム・シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を読むことで、ゲーム内の演出やキャラクター設定の妙味をより深く理解することが可能です。













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