『-8(マイナスエイト)』、2014年1月23日にアイディアファクトリー(オトメイト)から発売されたPlayStation Portable対応の残念なイケメンと恋するアドベンチャーゲーム。廃校寸前の高校を舞台に、容姿は抜群だが性格に難ありな「残念男子」たちとの恋と、彼らの更生を目指すドタバタ学園コメディ作品となっています。

物語の舞台は、生徒数の減少により廃校の危機に瀕している「茂蔵(もくら)学園」です。転校生としてやってきた主人公は、学園の救世主となるべく集められた特待生チーム「マイナスエイト」の世話係に任命されます。しかし、メンバーとなる8人の男子生徒たちは、極度のネガティブ、ナルシスト、ド変態など、全員が一癖も二癖もある問題児ばかりでした。プレイヤーは彼らと交流を深め、その残念な性格(マイナス)を愛の力でプラスへと変えながら、学園の存続と素敵な恋の成就を目指します。

本作は、クリエイター集団Rejetとオトメイトのコラボレーション作品であり、Rejetらしい尖ったキャラクター設定と、ポップでカラフルな世界観が特徴です。イラストレーター・一千氏によるスタイリッシュなキャラクターデザインと、豪華声優陣による個性豊かな演技が、「残念だけど憎めない」彼らの魅力を引き立てています。

完璧な王子様との恋ではなく、欠点だらけの彼らと共に成長し、欠けた部分を補い合うような等身大の青春ストーリー。笑って萌えて、最後にはホロリとさせられる、賑やかな恋のカウントダウンを楽しむことができます。

本作は、Rejetとオトメイトの共同開発による完全オリジナル作品です。企画・原案をRejetの岩崎大介氏が担当し、「全員残念なイケメン」という斬新なコンセプトで話題を呼びました。発売前にはキャラクターの人気投票や展開をユーザーが決めるWeb連動企画なども行われ、ユーザー参加型のコンテンツとしても盛り上がりを見せました。後にドラマCDやキャラクターソングCDも多数リリースされています。

-8 (マイナスエイト)