2012年にスパイク・チュンソフトより発売された『不思議のダンジョン 風来のシレン4 plus 神の眼と悪魔のヘソ』は、ニンテンドーDS版『風来のシレン4』に多数の追加要素と調整を加えたPlayStation Portable向けの強化版です。本作は、嵐に巻き込まれて流れ着いたカヒタン島を舞台に、秘宝「ジャガーの瞳」を巡る冒険が展開されます。
本作の最大の特徴は、昼夜が切り替わる「昼夜システム」の存在で、夜間は視界が極端に制限され、特殊なモンスターが出現するなど、戦略性が大きく変化します。これに対応するための「技」や専用装備が用意されており、従来のシリーズとは異なる緊張感が味わえます。また、武器や盾が戦闘を通じて成長するシステムや、タグを付けて装備を回収可能にする救済措置など、プレイの幅を広げる要素も充実しています。
さらに、PSP版ではツイッター連携機能が搭載され、プレイ状況や救助依頼をSNSで共有できるなど、当時としては先進的な試みも導入されました。ダンジョン構造や仲間キャラクターのバリエーションも豊富で、シリーズファンはもちろん、ローグライク初心者にも配慮された設計となっています。
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