『円卓の生徒 The Eternal Legend』は、魔王に敗れた勇者が転生し、教師として新たな英雄たちを導くファンタジー・ダンジョンRPG。2012年10月04日に角川ゲームスからPSPで発売されました。本作は、2010年にPC向けに発売され、2011年02月10日にはXbox 360版も発売された『円卓の生徒』をベースに、新規シナリオやキャラクターカスタマイズ機能などの追加要素を盛り込んだリメイク作品です。物語は、光の守護者「円卓の騎士」が魔王オル=オーマに敗北してから100年後の世界を舞台に、転生した主人公(エクス)が「円卓の生徒」と呼ばれる若者たちを見つけ出し、彼らと共に再び魔王討伐の旅に出る姿が描かれています。
ゲームプレイは、主観視点で迷宮を探索し、最大6人のパーティでモンスターと戦うターン制コマンドバトルを採用しています。敵を倒して経験値を得るだけでなく、生徒たちと一緒に食事をしたり、面談を行ったりすることで「ソウルランク(絆)」を高めるシステムが導入されています。ソウルランクが上昇すると、戦闘中に強力な連携技「ユニオンスキル」が使用可能になるほか、物語の結末にも影響を与えます。PSP版では、インターフェースが携帯機向けに最適化され、プレイヤーの分身となる主人公のビジュアルや性別を自由に設定できるアバター機能が強化されています。
本作の特徴は、エクスペリエンス製ダンジョンRPG特有の「ハックアンドスラッシュ(装備収集)」要素と、学園ドラマのような育成要素の融合にあります。ダンジョン内に設置された「トラップポイント」に餌を仕掛けることで、強力な装備品を持つ敵をおびき寄せて戦うことが可能で、より良いアイテムを求めて探索を繰り返す中毒性があります。また、生徒たちは人間だけでなく、エルフやドワーフなど多種多様な種族が登場し、それぞれが抱える悩みや宿命に向き合う重厚なストーリーが展開されます。
開発元のエクスペリエンス(チームムラマサ)は、『ウィザードリィ』ライクなダンジョンRPGの制作において高い評価を得ているメーカーです。本作の世界観は、後のヒット作『デモンゲイズ』シリーズとも繋がりを持っています。円卓の騎士をモチーフにしたファンタジー世界に興味を持った方は、アーサー王伝説を扱った書籍や、中世騎士の武装に関する図鑑などを読むことで、ゲーム内の用語や設定をより深く理解することが可能です。













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