『闇からのいざない TENEBRAE I』は、人口30万人の人工島「ニューアイランドシティ」を舞台にしたサスペンスホラーアドベンチャー。売れないルポライターである犬上征爾が、自身の過去をネタにした脅迫電話を受け、島へ向かうところから物語が幕を開けます。島内で旧知の刑事と再会した矢先、すべてを飲み込む不気味な黒い霧が突如発生。外界から完全に孤立した絶望的な状況下で、彼らは得体の知れない事態に巻き込まれていきます。元々は全4部作の連続ドラマとして企画され、本作はその第1部にあたる作品です。

テキストを読み進める中で発生する時限付きの選択肢が大きな特徴。画面に表示される制限時間がゼロになるギリギリまで待機すると、来歴不明のオブジェクト「事象変換器」を使用する新たな選択肢が出現します。これを選ぶことで絶体絶命の危機から脱出できる場合もあれば、選択を誤ると最悪の結末へと直行することも。また、各選択によって目に見えない「精神ポイント」が変動。この数値が一定ラインを下回ると必要な選択肢が出現せずにバッドエンドへと分岐し、逆に高ければヒロインとの特別なイベントが発生するなど、物語の展開が大きく変化します。

キャラクターデザインは、後に『社畜と少女の1800日』やアニメ化もされた『MOUSE』などのヒット作を手掛ける漫画家の板場広志氏が担当しています。セクシーでどこか大人びたプロポーションを持つキャラクターたちが、血生臭いホラーサスペンスやカルト教団の暗躍といった不気味な世界観の中で、ひときわ強い存在感を放ちます。絶望的な状況下で極限状態に追い込まれていく若者たちの心理描写や、得体の知れない存在に立ち向かうオカルトホラーの王道とも言える展開が、好奇心を大いにくすぐります。

クトゥルフ神話 TRPG ルールブック 第6版

駿河屋あんしん&らくらく買取