『聖なるかな -オリハルコンの名の下に-』は、異世界に召喚され「破壊神」としての運命を背負わされた少年と仲間たちの戦いを描く地域制圧型シミュレーションRPG。2012年04月19日にサイバーフロントからPlayStation Portableで発売されました。本作は、2007年にXuseから発売されたPCゲームの移植版であり、名作『永遠のアセリア』のシステムと世界観を受け継ぐ精神的続編にあたります。突如として学校ごと異世界「ファンタズマゴリア」に転移した主人公・望月ヒトシは、生き残るために精霊の力を宿した「聖(ひじり)」と呼ばれる能力者たちを率い、各国が覇権を争う戦乱の渦中へと身を投じます。

ゲームプレイは、物語を読み進めるアドベンチャーパートと、部隊を指揮して敵拠点を攻略するシミュレーションパートを交互に繰り返して進行します。シミュレーションパートでは、攻撃担当のアタッカー、防御担当のディフェンダー、支援担当のサポーターという3つの役割を組み合わせて最大3人の分隊(パーティ)を編成し、属性(マナ)の相性やスキルの組み合わせを考慮して戦闘を行います。拠点制圧によって得られるマナを管理し、施設の建設や部隊の強化を行いながら、自軍の領土を拡大していく戦略的な運用が求められます。

本作は、重厚な世界設定と膨大なシナリオボリューム、そしてやり込み度の高い育成要素が特徴です。物語の舞台となるファンタズマゴリアには複数の国家が存在し、どの国と同盟を結び、どの国を攻めるかによって展開が変化します。「世界を救うために世界を壊す」という過酷な選択を迫られる主人公の苦悩や、ヒロインたちとの関係性が描かれており、PSP版では新規オープニングムービーや主題歌の追加、ユーザーインターフェースの調整などが施されています。

開発元のXuse(ザウス)は、独自性の高いシミュレーションRPGを数多く手掛けたPCゲームブランドです。本作の前身にあたる『永遠のアセリア』も、その過酷な世界観と奥深いゲームシステムで高い評価を得ています。異世界召喚や軍記物に興味を持った方は、関連するファンタジー小説や、Xuseの他作品に触れることで、その硬派なシミュレーションの魅力をより深く理解することが可能です。

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