『Princess Evangile PORTABLE』は、名門女子校「私立ヴァンセンヌ女学園」の共学化を巡る騒動に巻き込まれた少年の学園生活を描く恋愛アドベンチャーゲーム。2012年04月12日にサイバーフロントからPlayStation Portableで発売されました。本作は、2011年にMOONSTONEから発売されたPCゲーム『Princess Evangile 〜プリンセス エヴァンジール〜』のコンシューマー移植版です。借金を背負い路頭に迷っていた主人公は、理事長の孫娘・瓏仙院理瀬を助けたことをきっかけに、共学化のテストサンプルとして学園への「留学」を提案されます。反対派が多数を占める女の園で、唯一の男子生徒として認められるため、そして共学化の是非を問う選挙に勝利するために奮闘する日々が始まります。

ゲームプレイは、全26話構成のシナリオを読み進めるノベル形式で進行します。各話の終了時にアイキャッチが入るなど、テレビアニメを意識した演出が特徴です。PSP版では、PC版の高解像度グラフィックをPSPの画面サイズに合わせて最適化し、さらに新規描き下ろしのイベントCGが多数追加されています。物語は、学園の二大勢力である「白百合会(賛成派)」と「紅薔薇会(反対派)」の対立を軸に展開し、主人公はヒロインたちとの交流を通じて信頼を勝ち取り、学園全体の意識を変えていくことを目指します。

本作の特徴は、お嬢様学校という閉鎖空間に男子一人という王道のシチュエーションと、個性的で魅力的なヒロインたちとの関係性です。メインヒロインである理瀬、律子、綾佳、千帆の4人にはそれぞれ個別のルートが用意されており、誰と親密になるかによって共学化の行方や主人公の未来が変化します。また、SDキャラクターによるコミカルな演出も強化されており、シリアスな選挙戦と甘い学園ラブコメディのバランスが取れた、ボリューム満点の学園生活が描かれています。

開発元のMOONSTONEは、美少女ゲーム業界で多くのヒット作を持つブランドであり、本作もその代表作の一つです。お嬢様学校を舞台にした物語や、格式高い学園の雰囲気に惹かれた方は、同じく女子校を舞台にした名作『マリア様がみてる』などの小説やアニメ作品に触れることで、「ごきげんよう」の挨拶から始まる独特の世界観をより深く楽しむことができます。

マリア様がみてる (コバルト文庫)

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