『フェイズD』シリーズは、2012年にPlayStation Portable向けに4作連続で発売されたSF学園アドベンチャーゲームです。各章は「蒼華の章」「白影の章」「黒聖の章」「朱姫の章」と題され、左腕を失った主人公・宮岸行人が幻肢(フェイズD)という特殊能力を通じて、異変に巻き込まれていく物語が描かれます。

プレイヤーは、幻肢痛に悩まされる行人として、学園内で出会うヒロインたちと関係を築きながら、事件の真相に迫っていきます。物語は選択肢によって分岐し、ハッピーエンドと複数のバッドエンドが用意されています。ゲーム中には「幻肢発動」アイコンが表示される場面があり、アナログパッドを使って幻肢を発動させることで進行に変化が生じます。

各章には異なるヒロインが登場し、豪華声優陣によるフルボイス演出が採用されています。シリーズ全体を通して、幻肢という医学的・心理的テーマを軸に、学園と異能を融合させた独自の世界観が展開されます。

フェイズD 蒼華の章
発売日:2012年01月26日
左腕を失った高校生・宮岸行人が幻肢という特殊能力に目覚め、学園で起こる異変に巻き込まれていくシリーズ第1作。ヒロイン・蒼華との関係を軸に、選択によって物語が分岐する。

フェイズD
白影の章 発売日:2012年02月23日
シリーズ第2作。行人は新たなヒロイン・白影と出会い、幻肢の力を通じて学園に潜む謎に迫る。前作とのつながりを持ちつつ、独立したルートとエンディングが展開される。

フェイズD 黒聖の章
発売日:2012年03月29日 シリーズ第3作。
行人は黒聖と呼ばれる少女と関わり、幻肢の力がより深く描かれる。誘惑の幻肢など新たな演出が加わり、物語はより複雑な心理描写へと進化する。

フェイズD 朱姫の章
発売日:2012年04月26日
シリーズ最終作。朱姫との出会いを通じて、幻肢の真実と行人の過去が明かされる。シリーズ全体の伏線が回収され、感情と選択が交錯するクライマックスが描かれる。